
私の祖母のニットを工場に持ち込んだのがブランドの始まりでした。靴下に手編みに遜色ないケーブル編みの複雑な立体を落とし込む事ができる。それはホールガーメントⓇならではの技術。幾度と改良を重ねて苦労の末に仕上がった、風合いは手編み同然の仕上がり。職人の技術と知恵が渾身の1足を編み上げました。履いた皆々様が「洋服?」と錯覚するような1足になりました。
一括りにケーブル編みと表記しておりますが、古来よりケーブル編みには歴史と家族・故郷への思い。そして漁師たちの豊漁への祈りを込めた独自の編みが存在しており私たちはその中でも「ガンジー編み」という編み柄を採用しています。編みの特徴には厳しい冬を乗り越える防寒着としての高い保温性があり毛(ウール)が用いられることが多いのが一般的です。しかし、このDollyは毛を使わず、綿糸を使っています。過度な防寒性よりもタウンユースで着用性と耐久性を優先しました。私たちは綿の通気性と耐久性も評価しています。秋から冬、そして春へと。長い期間をこの靴下とお過ごしいただきたいそんな願いです。
その季節折々のファッションシーンにてきっと活躍すると思います。